【大阪公演】中村獅童と海老蔵がタッグを組んだ「地球投五郎宇宙荒事」。大盛況につき大阪公演決定!
大阪に海老蔵さんと中村獅童さんが来ます!
2月にイーエックスシアターロッポンギで公演された六本木歌舞伎の演目『地球投五郎宇宙荒事』が大盛況につき、名古屋・大阪での上演が決定しました!!
歌舞伎界に新風を巻き起こし続ける海老蔵さんと、歌舞伎界の異端児こと中村獅童さんがタッグを組んだ今回の演目『地球投五郎宇宙荒事』。
市川海老蔵・中村獅童のタッグも凄いが今回の演目は出演者だけじゃなく、脚本に宮藤官九郎、演出に三池崇史監督を起用した何とも豪華なラインナップで仕上げた演目になってます。
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てか、『地球投五郎宇宙荒事』って何て読むかわかります?
あまり馴染みのない漢字の分列ですが…
「ちきゅう なげ ごろう うちゅう の あらごと」と読みます。
何故こんな題名にしたのでしょうか…?
今回は豪華ラインナップで仕上げた『地球投五郎宇宙荒事』の内容と、その題名の由来、今年の8月に上演される大阪公演の情報について調べてみました。
市川海老蔵×中村獅童『地球投五郎宇宙荒事』
今年の2月3日から公演となった六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事』は大盛況で幕を閉じました。
地球投五郎宇宙荒事
海老蔵さんは常に「歌舞伎を世界に!」と願い続ける中、「そのためには今のままでは駄目、新しい事にチャレンジしなくては」と言ってました。
最近では、シンガポール公演もした『ジャパンシアター』や、『新・源氏物語』がいい例ですね。
ひと昔前までは、狂言などの他伝統芸能と同じ舞台に立つなんて考えられなかったのですが、海老蔵さんは・・・
「歌舞伎は歌舞伎、能は能、落語は落語と、意外とみんな個々に孤立しているのです。
でも、日本の伝統芸能という意味ではみな同じではないでしょうか。
それぞれが独自に発展していくのは当然だけど、少し視点を変えて、日本の伝統芸能というくくりで、一緒に公演をしてもいいのではないかという思いがありました。
それで世界へ行けたらいいなという気持ちがあります」
との思いから、見事に他伝統芸能と歌舞伎を同じ舞台で公演する事に成功。
また源氏物語も今までの歌舞伎の舞台にはなかった、海外の伝統芸能“オペラ”と見事に融合させた素晴らしい舞台に創りあげました。
このように海老蔵さんは常に新しい事にチャレンジし続けてます。
そして今回共演したのが、歌舞伎界の異端児こと中村獅童さん。
舞台映えするほどの古風な迫力と、歌舞伎界の最先端を駆け抜ける幅広い魅力がある獅童さんとの共演は見応え最高です。
実はこの演目、去年の1月に新橋演舞場公演で中村獅童さんと共演した時、海老蔵さんが、「これからの新しい歌舞伎を作って行く為に二人で何かしたいね」と今後の歌舞伎界を背負って立つこの二人が意気投合しネタを考えてたところ、海老蔵さんはふと、今は亡きお兄さんこと中村勘三郎さんとの会話を思い出しました。
「成田屋の家の芸は荒事なんだし、海老蔵が新作をやるなら、最後は地球を投げるくらいのことをやってほしいね」
と・・・。
その話を中村獅童さんに話したところ、
「じゃあ、ともかく地球投げをヒントにやってみよう」
との事から話が進み、創り上げて行く事になったのです。
なるほど!!この珍しい題名の由来はお兄さんから遺言的な意味があったのですね。
そしてその話に加わったのが今回脚本を務める、クドカンこと宮藤官九郎と演出・三池崇史監督でした。
脚本家と演出家も凄い!
宮藤官九郎
生年月日?:1970年7月19日・現44歳
出身地:宮城県栗原市(旧栗原郡若柳町)
血液型:O型
クドカンの愛称で親しまれてる。
幼い頃から文才があり、作文では多くの賞を取った。
本人が脚本した有名な作品は、中村獅童さんも出演された『ピンポン』や、『木更津キャッツアイ』、『あまちゃん』などなど多数あり。
三池崇史
生年月日:1960年8月24日・現54歳
出身地:大阪府八尾市
「日本で最も忙しい映画監督」と言われてるほど多忙で多数の作品を手がけてる映画監督。
海老蔵さん主演の映画『一命』の監督を務めた時に海老蔵さんの演技に感銘を受け、惚れ込んだとも言われてます。
本人いわく、「海老蔵の演技は誰も否定できない」との惚れ込みよう。
海老蔵さんとは今作品で二回目。
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多忙なこの四人が一つの舞台を創る為に奇跡的に集まり、出来上がったのが今回の『地球投五郎宇宙荒事』です。
宮藤官九郎×中村獅童×市川海老蔵×三池崇史
あらすじが分かれば3倍楽しくなる!『地球投五郎宇宙荒事』
元禄時代に浅草・浅草寺の空中に突如現われた円形型宇宙船。
その宇宙船から降り立ったのは、悪の親玉・駄足米太夫(中村獅童)通称、衛利庵(えいりあん)
その妖気に怯えた江戸の庶民は上を下への大騒ぎ。
すでに度重なる宇宙生命体の襲来によって、江戸幕府はその機能を失っており、パニックを避ける為には、宇宙人の存在を隠蔽する必要があった。
法漢和尚は機転を利かせ、庶民には「これは歌舞伎だ!芝居だ!」と誤魔化し、混乱を鎮めた。
そこに花魁道中が通りかかる。
駄足米太夫は地球侵略の手始めにと、吉原一の花魁・高窓を人質にとらえる。
そこに、けたたましい足音で、正義の味方、地球投五郎(市川海老蔵)が登場するも、いとも簡単に高窓を連れ去られてしまう。
じつは高窓は、時の将軍 徳川綱吉公の長女、鶴姫の仮の姿。
将軍より、鶴姫を助けて欲しいと頼まれた地球投五郎は、今立ち上がらなければご贔屓を失うことになると説得され、ついに決心する。
そこで、与駄と名乗る者から明かされる、地球投五郎と駄足米太夫の悲しくも数奇な運命…。
地球投五郎と駄足米太夫の決闘はいかに!!
出演者
地球投五郎:市川海老蔵
駄足米太夫:中村 獅童
絵師の竜二:坂東 亀三郎
高窓太夫:尾上 右近
火消しの彦兵衛:大谷 廣松
左坊:市川 福太郎
市川鯛蔵/与駄:加藤 清史郎
右坊:市村 竹松
大工の源:市川 九團次
法漢和尚:片岡 市蔵
徳川綱吉:市村 萬次郎
歴史ある歌舞伎様式にこだわりながらも、固定概念に気を取られず、まさに今を生きる新しい歌舞伎の誕生です。
歌舞伎ファンには勿論のこと、歌舞伎を初めてご覧になった方にも好評を頂き、客席は連日超満員の大盛況。
舞台と客席が一体となり、熱気が溢れんばかりの公演となりました。
残念ながら東京公演は終了しましたが、今回名古屋・大阪での公演が決定しました!
大阪公演情報。
きたる8月15日に大阪に市川海老蔵さんと中村獅童さん来ます!
詳しい大阪上演情報はコチラから。?
【地球投五郎宇宙荒事・大阪公演】
上演期間:
2015年8月15日(土)?23日(日)
チケット料金:
S席¥13000 / A席¥7000/ B席¥5000(全席指定で税込金額です)
チケット予約はこちらから。
⇒ イープラス
⇒ チケットぴあ
大阪公演に関する問い合わせ先:キョードー大阪インフォメーション?0570-200-888
製作:
松竹株式会社
主催:
株式会社3Top / 関西テレビ放送 / キョードー
会場:
〒550?0013
大阪府大阪市西区新町1丁目14?15
アクセス方法:
【電車で来られる方】
四つ橋線「四ツ橋駅」2号出口より 徒歩約5分
四つ橋線「本町駅」22・23号出口より 徒歩約7分
長堀鶴見緑地線 「心斎橋駅」(四ツ橋駅2号出口)より 徒歩約6分
長堀鶴見緑地線 「西大橋駅」2号出口より 徒歩約5分
【車で来れれる方は】
大阪市立西横堀駐車場 第7ブロック
大阪市立西横堀駐車場 第9ブロック
備考:
未就学児のご入場はお断りいたします。
チケットの営利目的の転売禁止。
『【大阪公演】中村獅童と海老蔵がタッグを組んだ「地球投五郎宇宙荒事」。大盛況につき大阪公演決定!』・まとめ
今回は中村獅童さんと共演した六本木歌舞伎の内容と、その六本木歌舞伎が大盛況につき名古屋・大阪公演が決定しましたので、その大阪公演情報をまとめてみました。
近年、海老蔵さんの舞台は昔ながらの歌舞伎の概念にとらわれず、常に新しい事に挑戦する新しい歌舞伎が多々見られます。
今回の『地球投五郎宇宙荒事』もその一つです。
歌舞伎と言えば、「ふるくさい」や「年寄りが見るもの」と、どこか若者には受け入れがたいイメージがあるのは事実です。
ですが今回の『地球投五郎宇宙荒事』のあらすじを読んだ方ならわかるとおもいますが、そんなイメージを払拭する、全く新しい歌舞伎と言ってもいいんじゃないでしょうか。
“SF映画にも近い内容を歌舞伎役者が演じた”
と私は感じました。(勝手な感想でスミマセン^^;)
この舞台は歌舞伎初心者でもわかりやすく、楽しめるとおもいますので、この機会に歌舞伎デビューしてみるのも良いかも知れませんね。
是非、若い方にも足を運んで頂いて、海老蔵さんの演技をナマで見る事をオススメします。
今回も最後までご覧頂き有難うございます。
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